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- 軽度認知障害(MCI)
MCIスクリーニング検査を行っております。
(軽度認知障害(MCI)のリスクを判定する血液検査)
詳細はこちらのサイトもご覧ください。(外部サイト)
https://mcbi.co.jp/
軽度認知障害(MCI)について
軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)
加齢による前頭葉・前頭前野の血流低下が原因とされています。
認知障害があるが日常生活には支障がない状態です。CDRでは0.5に相当する状態で認知症予備軍と考えられます。
MCIの自然経過
日本におけるMCIの方は400万人と報告されています(2012年厚生労働省)。MCIは健忘型と非健忘型に分けられ、さらに単一領域型と多領域型に分けられます。MCIの4年後の認知症への移行率は、健忘型単一領域4.5%、健忘型多領域20.6%、非健忘型単一領域13.1%、非健忘型多領域21.6%と報告され、正常認知機能まで改善するのは、健忘型単一領域38.7%、健忘型多領域25.7%、非健忘型単一領域57%、非健忘型多領域20.9%と報告されています(Shimada H、Mskizato H,Doi T,LeeS:Conversion and Reversion Rates in Japanese Older People With Mild Cognitive Impairment.J.Am.Med.Dir.Assoc.2017;18(9):808 e801-808 e806)。
MCIスクリーニング外来(※自由診療となります)
令和3年5月10日、認知症予備軍であるMCIを早期発見することを目的に開設しました。MOCA-J(認知機能検査)とMCIスクリーニング検査から構成される専門外来です。
月~水の午後、金曜午後の完全予約制、合計2回で21,000円(税込み)となります。
1回目は採血のみ、2回目は結果説明となります。採血の結果、MCIの発病リスクが高いと判定された場合は、MOCA-J施行しMCIのタイプを調べさせて頂きます。
<MCIスクリーニング検査>
認知機能を障害するβアミロイドをクリアランスする3つのタンパク質(ApoA1、TTR、C3)の量を測定しMCIを発病するリスクをABCDの4段階で評価する血液検査です。
MCIからの認知症予防
- MCIから認知症への移行を阻止できる薬剤はありません。
- MCIスクリーニング検査でMCIになるリスクが高いと判定された方は、生活習慣の改善と脳リハビリをできるだけ早く開始しMCIの発病を予防しましょう。
- MCIで生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)のある方は、認知症が発病しやすくなりますので、かかりつけ医の先生のところで治療を継続してください。